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[2010/06/07] 経済発展が急速的に進む「ブラジル」といえば、コーヒーやサッカー等のイメージが強い。しかし、経済面において、近年ブラジルで生産・輸出を強化している産業は、自動車産業とバイオエタノール産業である。2008年のブラジル国内自動車生産台数は、過去最高の322万台で、世界6位へと飛躍的に成長。一方、エタノール産業においては、原料のさとうきびが世界一の生産量であることから、世界エタノール生産の3分の2のシェアを誇り、輸出量も世界一である。ブラジルは現在、エタノール(バイオ燃料)を使用するFFV(フレックス燃料車)の生産も強化しているという。
[2010/06/07] 近年、中国企業はブラジルへの資源・インフラ関連の投資を増加させている。中国の大手建設機械メーカーの三一重工は、今年2月、W杯などの大型イベントに備えたインフラ投資の増加を見据え、サンパウロ州に工場を新設することを発表した。また、ブラジルでは最近、海底油田が発見されたこともあり、その資源確保への投資に注目が集まっている。
[2010/06/02] 近年の経済発展に伴い、日系企業がブラジルに進出しはじめている。グローバルブランドの確立を目指すアパレル企業「ファーストリテイリング」は、ロシア進出を皮切りにブラジルへの進出を視野に入れているという。また、新興国市場の工場設立拡大を続ける住友重機械工業は、ブラジルでの鉄鉱石の需要が高まることからブラジルに工場を新設したと表明した。経済成長が安定しているブラジルでの事業拡大で、売上を増加させる。
[2010/06/02] 経済成長が進むBRICsの一国、ブラジルでは、都市部の人々の肥満傾向が懸念されている。ブラジル料理にはバターやチーズが使われる肉料理が多く、脂肪分の高い食事習慣が原因とされている。日本は長寿国として健康的なイメージが高い。そこで、健康食品や健康機器などの分野で、日系企業の進出には大きなポテンシャルが望める。
[2010/05/28] 世界的不況の影響で、2009年にはマイナス成長を見せたブラジル経済であるが、2010年のブラジル経済は7%という大幅な成長が見込めると、IMFの専務理事であるストロスカーン氏が述べた。またブラジル中央銀行が実施したエコノミストを対象とする調査でも、2010年のブラジル経済成長率は6.4%と予想している。
[2010/02/12] 日本通運株式会社は、12日、ブラジル日通(日通の現地法人)がブラジル最大規模の倉庫会社 AURORA TERMINAIS E SERVICOS LTDA. (サンパウロ州 )と1月18日に業務提携締結に至ったことを発表。これにより、ブラジル日通はブラジル現地での保税在庫と航空・海運のフォワーディング機能を兼ね備えたロジスティクスサービスを提供することが可能となる。
[2009/12/07] ブラジルの小売最大手であるポンジアスカルは、同国の大手家電量販店カザス・バイアの買収を発表した。ポンジアスカルは2009年6月にも別の家電チェーンを買収しており、ブラジルで展開する外資系量販店(仏カルフール、米ウォルマート)を2倍程引き離すこととなる。
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