クロスインデックスの通訳・翻訳コーディネーターの雑感
ポルトガル語と日本人
[2010/06/03] ポルトガル語の翻訳や通訳が必要とされる機会は、年々増えているように思います。ですが、ご依頼頂く内容は、「新しい提携のため」のような、明るいお話ばかりではありません。解雇に纏わる話し合いのため、ブラジル人に配る書類のポルトガル語翻訳や、病院や公共サービスの案内表示のため、ポルトガル語に翻訳してほしい等。1990年以降の「出稼ぎ」ブラジル人のための行政サービスは、いまや必要不可欠となっています。歴史を振り返ってみれば、種子島に鉄砲をもたらしたのもポルトガル人。合羽やパン、タバコといった、身近な言葉もポルトガル語。新天地での成功を夢見て、ブラジルに渡った日本人。そして日系ブラジル人の出稼ぎ入国。
ポルトガル語の翻訳をお請けするたびに、そのような背景を思い浮かべつつ、大切にお仕事をさせて頂いております。
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